二日酔いはもう嫌だ!予防と解消法を伝授します!
つらくて苦しい二日酔い。
あなたも経験したことはありませんか?
適度に飲めば、活力剤として威力を発揮してくれますが、ついつい飲みすぎてしまうのが世の常、人の常ですね。
二日酔いは、一度かかったが後の祭り。前夜の自分を恨んでも、頭痛や吐き気はそう簡単には引いてくれません。
この記事では二日酔いになりにくくするための対策と、なってしまった時の対処法をまとめました。
お酒と上手に付き合いましょう!
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どうして二日酔いになるの?そのしくみ
アルコールは、血液に溶け込むと巡り巡って肝臓に運ばれます。
肝臓は、からだにとっての言わば貯蔵庫で、腸で吸収された栄養素を蓄えたり、解毒や排泄などの役割を担う大切な器官です。
このとき、肝臓の機能を活発にしてくれる駒が「酵素」です。(人の体内には、およそ2000種以上の酵素があると言われています)
アルコール分解時にも、この酵素が大活躍します。
肝臓に運ばれたアルコールは、どのような経過を経て分解されるのか見てみましょう。
まず「アルコール脱水素酵素(ADH)」という酵素の働きで、アセトアルデヒドに分解されます。
さらにアセトアルデヒドは、「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)」という、進化系酵素の働きで酢酸に分解されます。
酢酸は「アセチルCoA合成酵素」という更に別の酵素の働きを経て、ようやく水と二酸化炭素に分解されます。
これでやっと尿として体外に排出されるというわけです!
以上が、アルコール分解の一連の流れです。
この流れを踏まえた上で、二日酔いの原因は主に2つあると言うことを説明していきたいと思います。
理由1 分解能力には個人差がある
酵素の働きがどれだけ活発かどうか(代謝能力)は、個人差があると言われています。
能力が高ければ酔いにくく、低ければ酔いやすくなります。
あいにく、能力は先天的なもの(遺伝)であるという見方が一般的のようです。
理由2 糖分が不足する
肝臓は、アルコールを分解する間はその作業に集中するために、通常時に行う糖分の貯蔵を行うことができません。その結果、糖分が不足することになります。
糖分が不足すると、頭痛やだるさ、筋肉痛といった二日酔い特有の症状が出やすくなります。
備えあれば憂いなし!二日酔い予防法
・空腹時を避ける
食事も一緒にとることで、飲酒量を抑える効果が期待できます。
おすすめの食べ物は、枝豆や豆腐、肉、魚などのタンパク質を含む食品で、肝臓の細胞の働きが活発になり、アルコール分解能力を高める働きがあります。
また牛乳やチーズなどの、脂肪を含む食品は胃に膜を作ってくれ、荒れを防ぎます。
・適度な水分補給を
体内に入るアルコールの濃度を低く抑えることができます。
・適量を守る
分解能力を超えない程度の飲酒量に留めることが最も妥当かつ賢い方法です。
ちゃんぽんや一気飲みはよくありません。
適量の判断は難しいところではありますが、「厚生労働省」推進の「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は1日平均、純アルコールにして約20g程度となっています。
純アルコールではわかりにくいので例として挙げてみると
種類 | アルコール度数 | 分量 |
ビール | 5度 | 500ml |
焼酎 | 25度 | 110ml |
日本酒 | 15度 | 180ml |
ウイスキー | 43度 | 60ml |
ワイン | 14度 | 180ml |
缶酎ハイ | 5度 | 500ml |
換算すると大体このようになるそうです。残念ながらお酒が好きな方にはちょっと・・・いや、かなり物足りない量ですね。
ですが適量には、人それぞれ違いがあり、同じ人でも体調によって変わることもあります。
体と相談しつつ、今までの経験を生かして、無理のない飲み方をするようにしましょう。
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二日酔いの症状を和らげるための解消法
では、残念ながら二日酔いになってしまった時のつらい症状を改善する策をご紹介します。
・水分補給をしっかりと
水分を多く摂取し、血液中のアルコール濃度を下げることが重要です。
水やお茶、スポーツドリンクなどでこまめに水分補給して、どんどん排泄するようにしましょう。
その際、胃に負担がかからないよう、常温かぬるめにすると良いですよ。
・果物がおすすめ
アルコール分解能力を促進してくれるため、りんごやみかんなど、ビタミンCが多く含まれているものがおすすめです。(ジュースでも可)
特に、柿は予防・解消のどちらにも効果的だそうです。
・安静に過ごす
からだに負担がかかるため、無理は禁物です。
具合が悪いときは、激しい運動は控えておとなしく過ごしましょう。
注意しておかなければならないのは「迎え酒」です。
二日酔いの状態で、もう一度お酒を飲むことを迎え酒といいます。
酔うと感覚が麻痺するため、一時的に楽になった気がしますが、これはあくまで「気がするだけ」です。アルコール依存症の原因にもなり得ますので控えるようにしてくださいね。
最後に
私はもともとアルコールがあまり強くないのですが、その場の雰囲気で、若いころに無茶飲みをして、二日酔いを通り越し、三日酔いまで引きずったことがあります。
お酒は「百薬の長」とも言われます。
たくさんの人が集まる場でのお酒は楽しいものですし、上手に付き合っていきたいですね。
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