ドライアイの原因と改善策 目薬選びのポイントは?


眼科に行くと、必ずといっていいほど目にするのが「ドライアイ」に関するポスター。

大きく映し出された目の写真などが使用されていますが、

なんとなく素通りしていて、きちんと読んだことがないという方は多いかもしれませんね。

 

目は、カラダの中でも特に繊細なパーツです。

毎日を快適に過ごすために、正しい知識を身につけてきちんとケアしましょう。

 

 

【1.ドライアイとは?】

12-11 ドライアイ_01

ドライアイとは、簡単に言うと目の表面に傷が生じてしまう病気です。

 

・目の乾き

・目の重たさ

・目がゴロゴロする

・目が痛む

・光がまぶしい

・視力低下

 

 

など、生活の質を下げてしまう症状を伴います。

 

 

【2.ドライアイはなぜ起こるの?】

 

通常、目は涙によって守られていますが、

涙の量が不足していたり、涙の質のバランスが崩れことによって

涙が均等に行きわたらなくなることでドライアイにかかってしまうそうです。

 

原因はいくつか考えられますが

 

・エアコンの使用

・パソコンやスマホの使用

・コンタクトレンズの使用

 

 

 

が、多くの原因だそうです。

 

例えば、スマホやパソコンの場合、画面を集中して見ることで

まばたきの回数が減ってしまいます。

通常、1分間に20~30回程度まばたきをしていますが、

画面を凝視している人は、その回数が4分の1程度にまで落ちてしまうと言われています。

 

まばたきは、目を外部から守ったり、涙を目に運んで乾燥を防いだりする

重要な役割を担っていますので、回数が減ることで乾きやすくなってしまうということですね。

 

また、コンタクトレンズの場合は、涙の力を利用して目の表面に浮かせています。

そのため、長時間使用することで、涙がコンタクトレンズに吸い取られたり

涙が蒸発しやすくなったりして涙の状態が変化しやすいのだそうです。

 

 

【3.対策について】

12-11 ドライアイ_02

ドライアイの原因は分かったものの、コンタクトを眼鏡に変えたり、

コンタクトを使用しないようにするのは難しいですよね。

 

抜本的な対策は難しくても、日々のちょっとした心がけで

ドライアイは防ぐことも改善するこもできますので、参考にしてみてください。

 

・エアコンを使用する場合

直接風が当たる場所は避けましょう。

また、加湿器などを併用するといいでしょう。

 

・パソコンを使用する場合

目を大きく見開かなくて済むように、パソコンの画面が目より下

来るように置いてください。

また、1時間おきなどこまめに休憩を挟んで、窓から遠くの景色を

眺めるようにしましょう。

 

・コンタクトを使用する場合

装着時間や洗浄など、使い方を守って使用しましょう。

また、目薬を点眼するのも効果的です。

 

 

【4.目薬選びのポイント】

 

主なポイントは3点です。

 

・涙の成分と似ている性質のものを

 

刺激を抑えて使用するため、「人口涙液」と呼ばれるものがおすすめです。

成分は、塩化ナトリウムや塩化カリウムなどが配合されたものになります。

 

・ヒアルロン酸が入った目薬を

 

ヒアルロン酸は保湿力があり、粘り気があるという特徴を持っています。

また、角膜上皮の修復作用があるようです。

 

 

・防腐剤の入っていないものを

 

防腐剤は、長期間使用するために入れられるものですが

目にはあまり良いとは言えず症状を悪化させてしまうこともあるそうです。

12-11 ドライアイ_03

 

*まとめ*

私は眼科でドライアイ専用の目薬を処方してもらっています。

真っ白な液の1回使い切りタイプです。

目の表面にかなり傷があり、痛みもひどかったのですが症状はかなり改善されました。

ドライアイになると、まばたきでも目の表面に傷がつく、デリケートな状態になります。

悪化させないためにも一度眼科へ行くことをお勧めします。

 

 

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