京都はホタルの宝庫！おすすめの人気スポットをご紹介！

初夏の風物詩である「ホタル」は、京都のいたる場所で鑑賞することができます。町中でもちらほらと見られることもあり、その風景は「風流」そのもの！

そこで今回は「鉄板人気！京都で見るおすすめのホタルスポットを６ヶ所」をまとめてご紹介します！

その他にも「ホタルを見る時のマナー」「ホタルと平安絵巻」などをまとめましたので、ぜひ読んでみてくださいね。

この時期にしか見られない美しいホタルの舞を堪能しましょう！

鉄板人気！スポット６選！時期やアクセスは？

１）宇治植物公園

毎年「蛍ナイター」が開催されていて、園内のホタル観賞区域の水路に飛び交っているホタルを楽しむことができます。自然発生したホタルに加え、幼虫の放流も行っています。

●期間：2016年５月21日（土）～６月12日（日）※月曜は休園

●時間：9:00～21:30（通常時は9:00～17:00）

●夜間料金：大人（高校生以上）300円/子供（小・中学生）150円　※夜間は16:00~21:30となります。16:00以前に入園する場合は、通常料金:大人500円/子供250円です。

●アクセス

♦バスを利用する場合

・近鉄京都線「大久保駅」より･･･京都京阪バス240・240A系統「京阪宇治」行き、または250・250A系統「京阪宇治、JR黄檗駅」行きに乗車。「植物公園」で下車し、徒歩すぐ。

・JR奈良線「宇治駅」より･･･京都京阪バス240・240A・250A系統「近鉄大久保」行きに乗車。「植物公園」で下車し、徒歩すぐ。

♦車を利用する場合（京滋バイパス）

・大阪方面より･･･「宇治西IC」を降りて約20分

・滋賀方面より･･･「宇治東IC」を降りて約14分

※詳しいルートや車を利用の場合は、上記マップの「ルート検索」を利用してください。

●駐車場：200台　普通車400円　※期間中の土・日曜のみ「市役所駐車場」の利用可。そこから無料シャトルバス(17:00～)が発着予定です

●ホタルの種類：ゲンジボタル

●電話番号：0774-39-9387

２）貴船（蛍岩）

「蛍岩」付近がホタルの観賞スポットです。少し個体数が減ってきたとの話も聞きますが、現在も人気の場所です。

●時期：７月初旬～中旬

●アクセス

♦電車を利用する場合

・叡山電鉄鞍馬線「貴船口駅」よりすぐ。

※詳しいルートや車を利用の場合は、上記マップの「ルート検索」を利用してください。

３）哲学の道

「哲学の道」は北は銀閣寺付近から、南は南禅寺へと続く、南北に整備された川沿いの遊歩道です。（距離は約1.5km）

自生している天然のホタルのみのため、飛翔している数はその時々により大きく違い、日によっては数匹しか見られないこともあります。

きれいな遊歩道ですので、歩きながらホタルを探してみてくださいね。（熊野若王子神社付近がおすすめとの情報もありましたので、地図はそちらにマーカーを付けています）

●時期：５月下旬から６月上旬

●ホタルの種類：ゲンジボタル

●アクセス

♦バスを利用する場合

JR京都駅～銀閣寺付近の入口

・京都駅前バスターミナルより市バス5系統（A1乗り場）または、17系統（A2乗り場）に乗車し、「銀閣寺道」で下車。東へ徒歩約10分。（乗車時間約40～45分）

・京都駅前バスターミナルより市バス100系統（D1乗り場）に乗車し、「銀閣寺前」で下車。東へ徒歩約５分。（乗車時間約40分）

JR京都駅～熊野若王子神社の入口

・京都駅前バスターミナルより市バス5系統（A1乗り場）に乗車し、「南禅寺・永観堂道」で下車。白河通り（バス停の通り）を北上し、一つ目の四つ角で右折して約400ｍ。（乗車時間約35分）

※詳しいルートや車を利用の場合は、上記マップの「ルート検索」を利用してください。

４）下鴨神社

「下鴨神社」では、毎年６月の初旬に「蛍火の茶会」があります。

●時期：５月下旬～６月上旬

●蛍日の茶会：2016年は６月11日（土）

※2017年の日程はまだ発表されていません

●アクセス

♦バスを利用する場合

・京都駅より市バス４番・205番に乗車し、「鴨神社前」もしくは「糺ノ森（ただすのもり）前」で下車。

♦電車を利用する場合

・叡山電車及び京阪電車「出町柳駅」を出て高野川を渡り北上し、約350ｍ。

※詳しいルートや車を利用の場合は、上記マップの「ルート検索」を利用してださい

「蛍日の茶会」の当日は、境内を流れる「御手洗川」に、600匹ものホタルを一斉に放流します！「一斉」にというのがミソ。まさに圧巻の乱舞です！

<茶会に参加するには前もって申し込み及び、2000円の参加費が必要ですが、もちろんお茶会に参加しなくても、ホタルの鑑賞はできます。

ただし、毎年500～600ｍ近い大行列ができる人気ぶりです。ホタルを開放する時間は20:00頃なのですが、１時間以上前から行列ができ、どんどん長くなっていきます！

ということで、こちらは「のんびり待てる人」に向いていると思います。

ちなみにこの時期の下鴨神社の閉門時間は、18:00までとなっています。（季節により変動あり）

「蛍火の茶会」当日は夜間まで開門していますが、その他の日の夜に境内に入ることはできません。

その代わりと言っては何ですが、近くに穴場がありますので下記の記事で紹介しますね。

【関連記事】京都でホタルを見たい！乱舞が期待できる穴場的スポット！　

こちらの記事の「１）白川疎水（洛北高校の北側～高野川）」は下鴨神社から北に約２kmの場所になります。詳細は上記リンクよりご覧ください。

５）上賀茂神社（外を流れる「ならの小川」）

上賀茂神社の所在地：〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339

●時期：５月下旬から６月上旬

●アクセス

♦バスを利用する場合

・京都駅前バスターミナルより、市バス4系統（A2乗り場）乗車し、「上賀茂神社前」で下車。（乗車時間約１時間）

・京都駅前バスターミナルより、市バス9系統（B1乗り場）乗車し、「上賀茂御薗橋」で下車。（乗車時間約45分）

♦電車を利用する場合

・地下鉄烏丸線「北山駅」より、北山通りを西に約450ｍ進み、鴨川（賀茂川）に沿って約1.6ｋｍ北上。

※詳しいルートや車を利用の場合のアクセスについては、マップ上の「拡大地図を表示」をクリックして、「ルート検索」を利用してください。

「上賀茂神社」の閉門時間は通常17:00です。以降の時間は神社内へ入ることはできません。

ホタルは境内から流れている「ならの小川」に生息していて、こちらは神社の外まで続いていているので、そこでみなさんホタル観賞をしています。

また、神社の西側の通りにも神社から流れている川がありますので、そちらでもホタルの姿が見られます。

６）犬甘野川（いぬかんのがわ）

犬甘野地区（亀岡市西別院町犬甘野和田）を流れる「犬甘野川」で、ホタルの乱舞を見ることができます。

●時期：５月下旬～６月中旬

●ほたるコンサート：2017年６月11日（土）

※2017年の日程はまだ発表されていません

●アクセス：バスで付近まで行くことはできますが、最終便が17時台のため帰りは利用できません。車を利用することをおすすめします。（亀岡駅より約12km）

●駐車場：約20台　他駐車スペース有（ほたるコンサート開催日は使用不可）

※詳しいルートや車を利用の場合のアクセスについては、マップ上の「拡大地図を表示」をクリックして、「ルート検索」を利用してください。

元々は穴場として知る人ぞ知るホタルスポットでしたが、現在は有名になってたくさんの人が訪れています。

近年では、残念ながらマナーの悪さが目立っているとの話を聞きました。みんなが楽しめるように、最低限のマナーは守って鑑賞してくださいね。

ホタル観賞のマナーとは？

さて、ホタルスポットとして「犬甘野川」をご紹介しましたが、そこで「ホタルの鑑賞する際のマナーの悪さ」について触れました。では、マナーの悪さとはどのようなものなのか、例を挙げてみたいと思います。

など･･･まだあるとは思いますが、最低限でもこのようなことはしないようにしてください。

タバコの火やスマホ、懐中電灯、ストロボなどの明かりは、ホタルにとって交信の妨げになる恐れがあります。

ホタルを鑑賞する場所は、暗くて足元が悪い場所が多いですから、移動の際など危険防止のために足元を照らすのは問題ないと思います。（鑑賞する時は必ず消してくださいね）

安全第一で事故やケガのないようにしてください！

ホタルの鑑賞はいつからあるの？ホタルと平安絵巻

「京都に住んでいた平安貴族たちは、ホタル観賞を楽しんでいたのか？」とふと疑問に思いました。

調べてみても、宴のようなものをしていたのかはわかりませんでしたが、「伊勢物語」「古今和歌集」などで、ホタルを用いた和歌が多数ありました。

また、紫式部の「枕草子」の中でもホタルを用いた一文があります。

もう一つご紹介するのは和泉式部の歌です。なかなか会いに来てくれない夫に対して、想いが成就するよう「貴船神社」に参拝した際に、「蛍岩」の近くで詠んだとされています。

ホタルの美しさは心に焼き付けて！

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ホタルをスマホなどのカメラで撮っても、ほとんど写っていないことが多いです。

カメラの知識があればきれいに撮ることができますが、先ほども書いたように、むやみにストロボ（フラッシュ）をたいてしまうと、ホタルのコミュニケーションの妨げになることがありますし、撮影自体を禁止している場所もあります。

ホタルの光は今も昔も変わらない美しさがあります。きっと昔の人々は、その美しさを心に焼き付けていたのでしょうね。

写真も良いですが、心に残った美しい光を長く記憶にとどめておくのも素敵ですね。