冷房とドライの違いを徹底調査!気になる電気代と温度変化は?
暑くなってくると欠かせないのが「エアコン」ですね。
冬は「暖房」一択ですが、夏には「冷房」と「ドライ(除湿)」どちらを使った方がいいのか迷うことはありませんか?
そこで今回は
- 冷房よりドライの方が冷える・・・気のせい?
- 冷房とドライ、電気代はどっちお得?
などを調査しました。
機能の違いや使い分けについても説明していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
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冷房よりドライ(除湿)の方が冷える・・・気のせい?
「冷房」よりも「ドライ」の方が冷える!
と、感じる人って意外といるのではないでしょうか? 私はそう感じていますし、実際に「冷え過ぎないドライ」を謳った商品もありますよね。
そこで、どちらが温度が下がるのかを調べてみました!
ドライ(除湿)使用時に冷えると感じる原因
まず、湿度を下げるためには、空気の温度を下げる必要があります。
なぜなら、空気中にため込むことができる水分量は、温度が高いほど大きくなります。
ですから、空気中の水分量を減らして湿気を取るためには、空気の温度を下げることが必要となるのです。
「ドライ」を使用中のエアコンの主な働きは・・・
・室内の空気をエアコンの中に取り込んで冷やす
・冷やされた空気から、蓄えられなくなった水分が追い出される
・水分量の減った空気を室内へ戻す
という流れになっています。
冷やした空気を室内に戻すので、冷たい風がエアコンから噴き出してくることになります。これは「弱冷房方式」というドライ機能です。
弱冷房ということで出てくる風は弱いのですが、勢いがない分、下方へ冷たい風が「ス~」っと降りてきます。
ですから、その風が下りてくる付近は、集中して冷えやすくなってしまうのです。これが「ドライの方が冷える」と感じる原因です。
また、もう一つの要因として、室温が設定温度まで下がると、エアコンの運転が止まってしまうことがありますよね。
それを避けるために、使用者が設定した温度よりも、エアコン内部の設定温度を低く自動調節して、運転を止めないようにすることもあります。
この場合は、冷房よりも室温が下がるという現象が起こる可能性があります。
冷えないドライ(除湿)とは?
では次に「冷え過ぎないドライ」について説明していきますね。
ドライには二つの方式があります。
♦弱冷房方式 ・・・冷やされた空気をそのまま室内へ排出
♦再熱除湿方式・・・冷やされた空気を適温に暖めなおして排出
「弱冷房方式」については先ほども書いた通り、「集中して冷える場所ができやすくなったり、設定温度よりも室温が冷えてしまう可能性がある」というものです。
そして、もうひとつの「再熱除湿方式」を搭載したエアコンが、「冷えすぎないドライ」を可能にした商品になります。
寒がり&冷え性、でも湿気は嫌いだとういう私は、数年前にエアコンを買い替える際に、一番ポイントとした点が「再熱除湿方式のもの」ということでした。
もちろん当時は、「再熱除湿方式」なんて名前は知りませんでしたが、とにかく「冷えすぎないドライ機能が欲しい」ということで、店員さんに相談して購入しました。
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冷房とドライ(除湿)、電気代はどっちがお得?
夏には使いっぱなしになることも多い「冷房・ドライ」。できれば電気代は少しでも安く抑えたいですよね。
そこで電気代について調べました!
条件によって違いもありますし、さまざまな意見がありましたが、今回は大手電機メーカー数社の出している結果を元に発表します。(私が見たメーカーの答えは、以下の通りで一致していました)
冷房とドライ(除湿)の電気代の比較
冷 房 | ドライ(弱冷房) | ドライ(再熱除湿) |
中間 | 安い | 高い |
このような結果でした。
ドライの方式の名前を見ていただくとわかりやすいのですが「弱冷房」は、まさしく冷房のパワーを抑えて運転していますので安くなります。
「再熱」は、空気中の水分を除くために冷やした空気を、再び暖めていますので、その分電気代が必要になります。(冷却時に出る排熱を利用しています)
そしてその中間が「冷房」ということになります。
冷房でも除湿できる!
さて「ドライは空気の温度を下げて、その水分を取り除いている」ということでしたよね。
ならば「冷房で室温を下げれば、除湿できるのでは・・・?」と思いませんか?
冷房とドライ(除湿)の役割分担とは?
実は冷房でも除湿することはできます。
冷房を使うと、エアコンの排水ホースから水が出てきますよね。あれは室内が冷やされたことによって、空気中から追い出された水分なのです。
ですが、やはり冷房は冷房。設定温度まで早く下げることを目的としていますので、あとはそれを維持するだけになります。温度を調節するために運転が止まったり、送風モードに切り替わることがあります。
ドライは湿度をしっかり取ることを目的にしていますので、弱冷房ドライでは、弱い運転で温度を下げ過ぎないようにしながら、長時間に渡って除湿ができるようになっています。(結果的には冷房の弱モードと同じですが・・・)
再熱除湿ドライは、あとで適温に戻すので、キンキンに空気を冷やして、たっぷりと湿度を取り除くことが可能です。
冷房・ドライ(除湿)は上手に使い分けよう
室温を早く下げたいときには冷房を使うのがおすすめです。雨でジメジメしている日や、特に湿度が高い日はドライの方がおすすめですね。
就寝時にエアコンの近くで寝ている方は、弱冷房ドライの場合は、逆に冷えてしまう可能性があります。
そんな時は、設定温度を上げて冷房にするのがおすすめですが、湿度が気になる場合は風向きを上にしたり、扇風機を併用するなどして工夫しましょう。
少々お高いですけど、個人的に再熱除湿はとても快適ですよ!
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