洋食のテーブルマナー あなたの食事方法は大丈夫?

ナイフ・フォーク、ナプキンの次は、いよいよ食事編です。

ここでは、「スープ」「パン」「肉」「魚」「フィンガーボール」

5つの項目について学びます。

 

マナーのことで頭がいっぱいで食事の味が分からない!

なんてことにはならないよう、しっかりマスターしましょう。

自然に振舞えるようになれば、もうこちらのものですよ。

 

 

関連記事:テーブルマナーに困ったら・・・ ナイフとフォークの使い方

     テーブルマナー 意外と知らないナプキンの使い方

【1.スープの飲み方】

12-08 洋食のテーブルマナー 食事_01

フランス料理において、スープは、飲むというより食べる感覚に近いものです。

お皿にしろ、カップにしろ、音をを立てないように心がけてくださいね。

 

1)お皿の場合

奥から手前側へとスプーンを運びます。

スープの量が少なくなったら、皿の奥側を少し浮かせて飲みましょう。

温度が熱く少し冷ましたい時には、スプーンでスープをかき混ぜたり

スープ表面をスプーンでなでるようすると良いですよ。

音を出して息を吹きかけないように注意してくださいね。

 

2)カップの場合

スプーンをカップの中に入れるとバランスが安定しないため、

取手を掴んでスープを飲んでもOKです。

飲んでいる最中に一時的にスプーンを置きたくなった時は、

スプーンはカップ皿の上側に置きましょう。

【2.パンの食べ方】

12-08 洋食のテーブルマナー 食事_02

いくらお腹がすいていても、パンはスープが終わってからです。(・ω・)ノ

また、パンは一口サイズにパン皿の上で手でちぎって頂きます。

その際、バターは、ちぎったパンに塗ってから口に運ぶのがマナーです。

ちなみに、ソースをからめるのは許される場もありますが、

スープに浸すのはエレガントではありませんので控えましょう。

 

なお、テーブルクロスにパンくずが落ちても、

恥ずかしいことではありませんので安心してください。

テーブルクロスを汚して良いのは、昔から貴族の特権でした。

ウェイターが来るまでそのままにしておきましょう。

 

テーブル中央に共用のバターが置かれている場合は、

専用のバターナイフを使って自分のパン皿に持ってきてからい頂きます。

 

パン皿がない場合は、テーブルクロスの上に直接パンを置いても大丈夫です。

その際、バターは料理の皿の端に載せるようにしましょう。

 

フレンチやイタリアンの場合、パンは主食ではなく料理間の箸休めです。

パンを食べることで口の中をきれいにし、

前の料理の味を消す役割を果たしてくれるので

料理と料理の間に食べるのが良いですね。

 

【3.肉の食べ方】

12-08 洋食のテーブルマナー 食事_03

左端から、食べやすい大きさに切って頂きます。

骨つき肉も同様に左からナイフを入れますが、

なるべく骨の近くで切り離すようにしましょう。

 

なお、最初に全部切ってしまうと冷めやすいだけでなく肉汁も出てしまうため、

おいしく頂くことができませんので、その都度切るようにしてください。

また、骨つき肉で骨に沢山の肉がついて残ってしまった場合は、

手で持って食べても大丈夫です。

【4.魚の食べ方】

骨や殻がある魚の場合、少々苦戦するかもしれません。

 

1)骨がある場合
フォークで中心の骨を押さえ、おもて面の身をナイフで皿の上か

下の方向に寄せるようにして取りましょう。

身をはずすときは、フォークで骨の左端を押さえナイフを骨の下にくぐらせます。

骨は皿の上方の空いたところに置きます。

ソーススプーンがつく場合はソースとからめた身をスプーンに乗せて頂きます。

 

2)殻がある場合:エスカルゴなど

トングを使って殻を傾けます。

殻の渦の回転方向にしたがって、フォークを使って皿の上に落とします。

その後は、身をフォークで刺して頂きましょう。

【5.フィンガーボールの使い方】

12-08 洋食のテーブルマナー 食事_04

フィンガーボールは汚れた指先を洗うためのものです。

洗うときは、片手づつ指先をボウルの中に入れます。

その際、入れていいのは第2関節までです。

 

また、洗うのは親指と人さし指、中指に限りますので、

薬指と小指は汚さないようにしましょう。

濡れた手はナプキンで拭きます。

ポタポタとお水を垂らさないように気をつけましょう。

周囲の人が不快にならないように、エレガントにこなすことが大切です。

 

 

*まとめ*

楽しい食事にはマナーが大切です。

普段の食事ではあまり必要ないものでも、

いつどんな時にマナーが必要になるかわかりません。

身に付けておけば、安心ですね。

 

 

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