「小満」とは?今年はいつ? 日にちが変わる原因と長期の日にち表。
「小満(しょうまん)」という言葉を耳にしたことはありますか?
小満は「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつです。
またここで、あまり聞きなれない「二十四節気」という言葉が出てきましたが、これは簡単に言うと季節を表す言葉です。
季節を表す言葉は「春・夏・秋・冬」が一般的ですが、二十四節気はさらに細かく分けて、24個の言葉で表しています。
その中でも今回は「小満」についてお伝えしたいと思います。
「小満の意味は?」「小満はいつ?」「日にちが変わる理由」などをわかりやすく説明しています。
また「小満の時期に見ごろの花」についても調べました。
ぜひご覧くださいね!
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小満(しょうまん)の意味は?
先ほども書きましたように、「小満」とは「二十四節気」のひとつで、季節を表しています。
二十四節気では、「小満」の次の時節は「芒種(ぼうしゅ)」と言い、「小満」から「芒種」までは15日間あります。
5月下旬~6月上旬に当たるこの15日間が「小満」と呼ばれる期間になります。
気温が上がり日光にも恵まれて、動植物たちが活発に成長する頃ですね。
このことから「すべてのものが成長し、栄えて満ちあふれていること」を意味する言葉として使われています。
また、前年にまいた麦が色付いて穂を付ける頃で、「ほっ」と一安心するという意味もあるそうです。
小満は変動する!今年はいつ?
実は「小満」は毎年同じで日ではありません。
ちなみに、2017年の小満は5月21日です。
ほぼ5月20日~21日の間で変動します。
では2024年までの小満の日にち表を見てみましょう。
年 | 日にち |
2018年 | 5月21日 |
2019年 | 5月21日 |
2020年 | 5月20日 |
2021年 | 5月21日 |
2022年 | 5月21日 |
2023年 | 5月21日 |
2024年 | 5月20日 |
※この日から15日間が、「小満」になります。
小満が変動する理由。なぜ毎年同じ日じゃないの?
二十四節気には「天文学」が深く関わっています。
細かい数式で成り立っていますので詳しくは説明はできませんが、地球が太陽の周りを公転している際にかかる日数がポイントです。
その日数は「365日」、1年ですね。
でも実際には「365日+約6時間」なのです。
この「約6時間」が毎年プラスされることにより、二十四節気(小満)の日にちにズレが生じてしまいます。
先ほど地球が太陽を公転する日数は「365日+約6時間」だと書きましたが、実はこの「約」というのもズレが生じる元になります。
ぴったり6時間であれば、うるう年によって4年に一度きれいに修正できますが、どうしても毎年微妙な時間のズレが出てしまうのです。
長期的に見ると、このズレも蓄積されていきますので、二十四節気(小満)変動は一定ではないということになります。
ところで、6時間を4倍すれば24時間になりますね。
4倍・・・そう、4年に一度「うるう年」があるのは、このズレを修正するためなのです。
毎年加算された6時間が4年たてば24時間、つまり「1日間」という時間が生まれ、それが2月29日となる訳です。
小満って何をするの?
土地や品種によりさまざまですが「小満」の時期になると、田植えを盛んに行うところもあります。
また、初夏へ向けて衣替えをするのにも良い時期ですね。
小満だからと言って特に行う慣例などはありませんが、「すべてのものが成長し、栄えて満ちあふれている頃」ですから、何かを始めるきっかけなるかもしれませんね。
小満に見ごろの花とおすすめの場所
小満の時期に見ごろの花を紹介したいと思います。
・バラ
・すいれん
・カキツバタ
・花菖蒲(はなしょうぶ)
・さつき
この時期はお天気が良いと、ぽかぽか陽気で草花の散策にもぴったりですね。東京で人気のバラ園「神代植物公園」に足を運んでみるのもおすすめです。
神代植物公園 (所在地:東京都調布市深大寺元町5-31-10 電話:042-483-2300)
●アクセス
車を利用する場合
「調布インター」から新宿方面へ甲州街道に下り、「下石原交番前」の交差点を左折。
「神代植物公園北」の交差点を右折すると左側に、「神代植物公園第一駐車場」があります。
・神代植物公園第一駐車場・・・駐車台数、常設228台 1時間まで300円、以後30分ごとに100円
・神代植物公園第二駐車場・・・駐車台数、常設100台 1時間まで300円、以後30分ごとに100円
※バラフェスタ期間中の土・日・祝の駐車場料金は1回500円となっています。この時期は混雑が予想され満車の場合もありますので、公共交通機関の利用をおすすめします。
●アクセス
バスを利用する場合 (乗車時間:各約20分)
京王線「調布駅」から
・小田急バスで「吉祥寺駅」または「三鷹駅行き」に乗り「神代植物公園前」で下車。
・京王バス「深大寺行き」に乗り「神代植物公園」で下車。
京王線「つつじヶ丘駅」から
・京王バス「深大寺行き」に乗り「神代植物公園」で下車。
JR中央線から「三鷹駅」または「吉祥寺駅」から
・小田急バス「調布駅北口」または「深大寺行き」に乗り「神代植物公園前」で下車
●営業時間及び入園料
・営業時間:午前9時30分~午後5時(入園は午後4時まで)
・休業日:毎週月曜日(月曜日が祝日にあたる場合は、その翌日) 年末年始(12月29~翌年1月1日)
・入園料:大人500円(65歳以上は250円) 子ども200円(小学生以下及び、都内在住・在学の中学生は無料)
※情報は変更される場合があります。
まとめ
関連記事:啓蟄(けいちつ)の意味を知って雛人形を片付けよう!今年はいつ?
四季折々の植物の変化や、動物の動きを感じることができる日本。
「小満」などの二十四節気は、季節の移りを肌で感じて植物などに目を向ける良い機会になりますね。
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