洋食テーブルマナー。意外と知らないナプキンの使い方

以前は「ナイフとフォークの使い方やマナー」についてご紹介しました。

そちらをマスターしたら、次は「ナプキンのマナー」も覚えておきましょう!

たかがナプキン、されどナプキン。

実はナプキンは置き方によって、思わぬ意味が込められることもあります。

マナーを心得て、きっちり使いこなせるようにしておくと、失敗したり慌てたりすることもありません。

この機会に「ナプキンについてのマナー」も確認しておいてくださいね!

 

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ナプキンを広げるタイミング

12-05 洋食のテーブルマナー ナプキン_01

ナプキンは、オーダーが済んだあとにを膝の上に載せます。遅くとも、食前酒や前菜が運ばれる前までに手にとって広げましょう。

あるいは、全員が着席したあとに膝の上に載せるのでも問題ありません。その際は、主席が広げてから自分の分を広げるのが「オトナ」のマナーです。

 

 

ナプキンを使うのはどんな時?

テーブルとナプキン

ナプキンの利用目的は2つあります。

・食事中に衣服を汚さないため

・口元や指先の汚れを拭くときなどのため

口元の汚れを取るとき、間違ってもティッシュを使わないようにしましょう。わざわざティッシュを出して使うのは、かえって失礼にあたります。

なお、口を拭くときはナプキンを引き上げて、折ったほうの内側で拭きます。

拭くタイミングは、ワインを飲む前が多いです。口にお肉の油分などが残っていると、ワインの風味を落としてしまうため、さっと拭ようにしてくださいね。

 

 

中座時のナプキンの置き方

途中でトイレや電話などで席を離れる時は、ナプキンの真ん中を持ち、三角形にして椅子の上に置きます。

離席中です

これは、「まだ食事が続いていますよ」というサインになります。

ちなみに、フランス料理では、食事中の途中退席はマナー違反となります。途中退席できるのは、デザートの後のお茶の時間に限るのだそうです。

 

 

食後のナプキンの置き方

ここが一番大事かもしれませんね。

食事が終わったあとのナプキンは、決して畳んではいけません。

ナプキンを畳むというのは「料理がおいしくない」という意味を表してしまうからです。

「ナプキンを畳むのを忘れるくらい料理がおいしい!」という意思表示として、「適当に置く」のがマナーです。

適当、というとかえって難しく聞こえるかもしれませんが、主流なのは、「くしゃっ」とした感じで、ハンカチを畳むようにきれいに折らなければ大丈夫です。

くしゃくしゃのティッシュ

置く場所はデザート皿の右側上方です。デザート皿が下げられている場合でも、右側に置くようにすれば大丈夫です。

 

まとめ

 

このようなマナーに則った食事は庶民である私にはあまり機会のないことですが、大人のマナーとして知っておきたいものです。

また、無作法は同席者に不快な思いをさせることもあります。

みなさんもこのような機会があれば、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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