洋食テーブルマナー。意外と知らないナプキンの使い方
以前は「ナイフとフォークの使い方やマナー」についてご紹介しました。
そちらをマスターしたら、次は「ナプキンのマナー」も覚えておきましょう!
たかがナプキン、されどナプキン。
実はナプキンは置き方によって、思わぬ意味が込められることもあります。
マナーを心得て、きっちり使いこなせるようにしておくと、失敗したり慌てたりすることもありません。
この機会に「ナプキンについてのマナー」も確認しておいてくださいね!
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ナプキンを広げるタイミング
ナプキンは、オーダーが済んだあとにを膝の上に載せます。遅くとも、食前酒や前菜が運ばれる前までに手にとって広げましょう。
あるいは、全員が着席したあとに膝の上に載せるのでも問題ありません。その際は、主席が広げてから自分の分を広げるのが「オトナ」のマナーです。
ナプキンを使うのはどんな時?
ナプキンの利用目的は2つあります。
・食事中に衣服を汚さないため
・口元や指先の汚れを拭くときなどのため
口元の汚れを取るとき、間違ってもティッシュを使わないようにしましょう。わざわざティッシュを出して使うのは、かえって失礼にあたります。
なお、口を拭くときはナプキンを引き上げて、折ったほうの内側で拭きます。
拭くタイミングは、ワインを飲む前が多いです。口にお肉の油分などが残っていると、ワインの風味を落としてしまうため、さっと拭ようにしてくださいね。
中座時のナプキンの置き方
途中でトイレや電話などで席を離れる時は、ナプキンの真ん中を持ち、三角形にして椅子の上に置きます。
これは、「まだ食事が続いていますよ」というサインになります。
ちなみに、フランス料理では、食事中の途中退席はマナー違反となります。途中退席できるのは、デザートの後のお茶の時間に限るのだそうです。
食後のナプキンの置き方
ここが一番大事かもしれませんね。
食事が終わったあとのナプキンは、決して畳んではいけません。
ナプキンを畳むというのは「料理がおいしくない」という意味を表してしまうからです。
「ナプキンを畳むのを忘れるくらい料理がおいしい!」という意思表示として、「適当に置く」のがマナーです。
適当、というとかえって難しく聞こえるかもしれませんが、主流なのは、「くしゃっ」とした感じで、ハンカチを畳むようにきれいに折らなければ大丈夫です。
置く場所はデザート皿の右側上方です。デザート皿が下げられている場合でも、右側に置くようにすれば大丈夫です。
まとめ
このようなマナーに則った食事は庶民である私にはあまり機会のないことですが、大人のマナーとして知っておきたいものです。
また、無作法は同席者に不快な思いをさせることもあります。
みなさんもこのような機会があれば、ぜひ参考にしてくださいね。
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