芒種(ぼうしゅ)とはどんな意味?ちょっと知りたいその言葉

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「芒種(ぼうしゅ)」聞きなれない言葉ですね・・・。

たぶんみなさんは、何かでこの言葉を聞いて「意味を知りたい!」と思って検索されたのではないでしょうか?

普段はなかなか使うことがない言葉ですが、6月になるとテレビなどで耳する機会もあるかもしれません。

ここでピンときた人はきっと正解!

そうです。「芒種」は時期を表す言葉で、現在では6月に耳にする機会が多い言葉なのです。

今回は芒種」について、「意味や由来」「今年の芒種はいつ?」「新暦と旧暦による芒種の時期の違い」「芒種の時期(梅雨)に便利なグッズ」など、盛りだくさんでお届けします。

新しい言葉を知るとちょとうれしいですよね。聞きなれない言葉も分かりやすく説明していますので、気楽に読んでみてくださいね!

 

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芒種(ぼうしゅ)とは?意味と由来について

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さて、芒種は時期を表す言葉でしたね。

具体的には「稲や麦の種を植える頃」「農家の人たちがどんどん忙しくなる頃」という意味になります。

「芒」は「のぎ」とも読み、稲や麦などの先についている毛のことを指します。【「芒(のぎ)」の付く作物の「種」を植える】ということで「芒種」となったのです。

さて、意味が分かったところで、由来について説明していきますね。

日本には四季があり、一般的に「春・夏・秋・冬」という言葉で表します。もっと細かい季節感を出すためには「春先」「初夏」「晩秋」「初冬」などの表現の仕方もありますね。

では芒種はどこから出てきたのかと言うと、「二十四節気(にじゅうしせっき)」の中の言葉です。

二十四節気も季節を表すもので、月の満ち欠けと太陽の動きを基に作り出された暦(こよみ)です。ちなみに春分や秋分、夏至や冬至も芒種と同じく二十四節気の中のひとつなんですよ。

古代中国で農作業の時期を見極めるために、とても重要なものとして利用されていて、日本では江戸時代から使われるようにりました。

ですから由来は「中国から伝わった暦」ということになります。

 

今年の芒種はいつ?来年は違う日?

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今年の芒種は2017年6月5日です。(期間で言うと夏至まで。6/5~6/20です)

今年は・・・ってことは来年は違うの?と疑問に思いますよね。結論から言えば、来年は6月6日なので今年とは異なります。

なぜそんなことが起きるのでしょう・・・?

現在日本で使用されている暦は「太陽暦」と呼ばれていて、地球が太陽を1周する周期を基に作られています。

その周期は約1年ですが、ピッタリ1年ではなく1年+約6時間となります。その6時間は毎年加算されていくので、4年後には24時間の超過となり、1日多くなってしまいます。

これはうるう年によって調整されますが、完璧にリセットはできず小さなズレの影響により、芒種の日にちが前年と同じ日だったり違う日だったり・・・、といったことが起きるのです。

とは言え、まれに4日や7日の年もありますが、芒種は6月5日か6日と覚えておいても大丈夫です。(少なくとも2092年までは5日か6日のどちらかです)

2019年 6月6日
2020年 6月5日
2021年 6月5日
2022年 6月6日
2023年 6月6日
2024年 6月5日
2025年 6月6日

 

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本来の芒種の時期。新暦と旧暦による違いとは?

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先ほど現在の日本の暦は、地球が太陽の周りを1周する周期を基に作られてる「太陽暦」だと説明しました。

そして二十四節気は、月の満ち欠けと太陽の動きを基に作り出された暦(こよみ)だということも説明しました。これを「太陰太陽暦」と言います。

日本で江戸時代に使われていた太陰太陽暦は、明治に入ってから太陽暦へ変更されることになりました。そのため「太陰太陽暦=旧暦」「太陽暦=新暦と区別しています。

ところで、新暦と旧暦が1ヶ月ほどずれているというのは聞いたことがありませんか?

旧暦を使っていたのは、明治5年12月2日までです。そして翌日の12月3日は明治6年1月1日に改暦され現在に至っています。

来るはずだった明治5年12月3日~31日はなくなってしまい、約1ヶ月先へ飛んでしまったことになりますね。これが新暦と旧暦に差が生じる原因です。

「じゃあ、新暦からなくなってしまった日にちを差し引いたら旧暦と一致するってことだよね」と思うのですが、そうではないのが暦の複雑なのところです。

天文的な要素が絡んでいるので、高度な計算法が必要となるのです。

ここで話を芒種へと戻します。二十四節気のひとつである芒種は旧暦を使用していた時代に生まれたものなので、現在では6月5~6日頃になりますが、旧暦では4月下旬~5月初旬頃を指していたことになります。

ですから稲や麦の種まきの季節は、4月下旬~5月初旬を目安にしていたと言えます。

ちなみに、今年の芒種2017年6月5日は旧暦では5月11日で、来年の芒種2018年6月6日は旧暦では4月23日です。こちらのサイトで簡単に新暦から旧暦へ変換できますよ。

 

芒種は梅雨時、雨に便利なグッズ

芒種は梅雨の時期でもありますね。じめじめとした日が続くとちょっとテンションが下がりませんか?

そんな時に便利にそして楽しく使えるグッズをご紹介したいと思います!

●mabuアンブレラハンガー

カフェやレストランのテーブルなどに簡単にかけることができるので、自分の席に置けて安心ですね。また、レジや切符売り場のカウンターでは、傘を持つ手が空くので便利です。

 

●パンダのぬいぐるみ?とってもかわいい折り畳み傘

雨の日のお出かけがちょっと楽しくなるようなかわいい傘です。パンダの頭にフックが付いているので、カバンなどに取り付けて持ち歩くことができますよ。

 

●まるでレタス!ベジタブレラ

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ベジタブレラ
価格:4860円(税込、送料別) (2017/3/17時点)

こちらも雨の日のお出かけが楽しくなりそうですね。フリルやシワは何度使っても取れないようしっかりと加工されています。

広げると、きれいな黄緑色のグラデーションで違和感なく使うことができます。同じシワ加工がされたカバーも付いています!

 

●カラリと気持ちの良い シューズドライヤー

じめじめした靴は気持ち悪いですよね。私はスニーカーをよく履くのですが、雨の日は中まで濡れてしまうことも多いので、個人的に欲しい商品です。

 

●マイクロファイバー付き折りたたみ傘ポーチ

折りたたみ傘ポーチはたくさんありますが、こちらはダブルファスナーで左右から閉じられるため、傘の持ち手がポーチからはみだしても、ぴったり閉じることができます。

また、マイクロファイバーの繊維が細かいので厚みを抑えることができ、使わないときは折り畳んでバッグにコンパクトに収納できます。

 

最後にちょっと豆知識

雨を弾かなってしまった傘に、ドライヤーを当てると撥水効果がよみがえる場合があります!

傘にはフッ素樹脂加工がされていて、表面に小さな毛羽立ちのようなものがあります。

それにより雨を弾くのですが、この毛羽立ちは使用している間に倒れてぺちゃんこになってしまいます。

そうなるとまだフッ素樹脂は残っていても、撥水効果が落ちてしまいます。これをドライヤーを当てることで蘇らせることができるのです。

乾いている状態の傘を広げて置き、外側から10㎝ほど離してドライヤーの温風を当ててください。

布の継ぎ目は丁寧に当てるのがポイントです。全体で1分くらいを目安にして、あまり長く当てすぎないようにしてくださいね。

傘が濡れた状態で行うという方もいますが、シミになる場合があるそうなので、乾いた状態でやってみてください。

フッ素樹脂加工が取れてしまった傘には効果がありません。またビニール傘には使えない方法なのであしからず!

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